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インプレッション バランス・回転・エアロ・反応性・操作性 すべての点で、最良。FULCRUM SPEED 42をスタッフインプレ

答えは非常にシンプルです。すべての点で、最良。
新しいSPEED 42 は、FULCRUMの新時代、そして新しい次元へのステップであり、形状(Form)と機能(Function)の基本的な相乗効果の成果で、4,000時間以上かけて行われた風洞実験、ラボと公道におけるテストを含む、すべてのプロセスの頂点に位置するものです。

メーカーサイトにはこのような記載があるが、実際のところはどうなのか?

正直どのメーカーも「それは良さそう!」と思える性能面や数値などをアピールしているものの、果たしてその違いを感じることは出来るのだろうか?
そしてユーザーが選ぶべきポイントはいったいどこなのか?

今回は普段からCADEXやZIPPといった他社ブランドホイールを使っているスタッフによるインプレッションを交えて商品を紹介していこう。

FULCRUM SPEED 42

新しいリム、ハブ、スポークを組み合わせ、42mmバージョンで重量1,410gのパーフェクトなホイール・システムが誕生した。
グラフィックは完全に一新され、Form Function Fulcrum の新しいブランド・コンセプトを反映している。
洗練されたデザインを身にまとい、全てのテクノロジーを表したアイコンが刻まれている。

新しいSpeedは、以前の40mmと55mmに代わって、42mmと57mmのプロファイルが用意されている。リム幅は19mmから23mmにワイド化された。

新しいワイド・リムは28mmタイヤを組み合わせると、理想的なエアロダイナミクス、転がり抵抗の低減、快適性の向上の点で、最高のパフォーマンスを発揮するよう設計されており、風洞実験におけるエアロ効果の平均はリム幅19mmのリムに比べて10%も向上したという。

 

またリム・テープを装着せずに、2-ウェイ・フィット™ チューブレス・リムとして使用することが可能。従来からのフックを採用し市場におけるほとんどのチューブ・タイプとチューブレス・タイプのタイヤを使用することができるのも大きなメリットといえる。

 

 

新しいSpeedには、専用に設計されたφ2 / 1.6 / 2mmと、φ2 / 1.7 / 2mmのエアロダイナミック・フラット・スポークが24本使用されている。スポーク組みはTWO-TO-ONE SPOKE RATIO™ システムを採用し、機械的に大きなストレスが掛かるエリアにはダブルでスポークを配置して、エネルギーの分散を防ぎながら、ねじれ方向の力に対抗している。

 

 

ハブは以前のモデルより精密で軽量なフリーホイール・メカニズムを備えるために、完全に再設計された。前の世代に比べて、フランジのサイズは40%、ボディーは10%小さくなり、ねじれに対する剛性を損なうことなく、エアロダイナミック性能を向上させた。

 

 

カップ&コーン式のベアリングにはUSB™ システム(セラミック ウルトラ・スムース・ベアリング)を採用、ハブ・システムには航空機グレードのアルミ製アクスルが使用され、パフォーマンスと耐久性が大きく向上した。フリーホイールのラチェット・システムは、歯の数を36枚に増やして大きくなり、強化。カンパニョーロ N3W、シマノ HG、スラム XDR ボディーがそれぞれ用意されている。


今回、平坦はもちろん、ヒルクライム、ダウンヒルなど様々なシーンで走行を行なった。

タイヤはPIRELLI P ZERO™ RACE 28CにTPUチューブを組み合わせた。

 

スタッフの感想は以下の通り。

 

【第一印象】

フルクラムのホイールと言えば硬い印象だったのでどんなものかと構えてましたが、いい意味で裏切られました。

 

先日、当店で行ったライドイベント「峠道ZERO(距離180km、獲得標高3600m、詳しくはブログををごらんください!)」でもこちらのホイールを使用したのですが、勾配がきつい区間や疲労が溜まりペダリングが汚くなりやすいライド後半でも、硬すぎて踏み負ける様な事が無く、それでいて漕ぎ出しや加速ももたつくことがない非常にバランスの取れたホイールに感じました。

 

また、数年ぶりに使用したクリンチャータイヤとTPUチューブの組み合わせも意外と良い印象でした。ヒルクライムなど、とにかく軽量な足回りにしたい方にはお勧めです。ただ個人的な意見としてはチューブレスの方が好きです(笑)。

 

【CADEXやZIPPとの比較】

常用しているCADEX 50ULTRAはとにかく硬いのでレースでは良いですが、その反面長距離や高強度が続くと「脚にくる」印象があります。先日走った180kmほどのロングライドでも最後まで脚にこないということから、SPEED42は硬すぎず、それでいて良く進むという点では良いなと思いました。

 

またZIPP 303 Firecrest(ホイール重量1,335g)と比較するとリムの軽さからくる走り出しの軽快さではZIPPに軍配が上がりますが、ZIPPはそれと引き換えにタイヤの選択肢が限られるといった側面があります。SPEED42はそういったタイヤセレクトの制限がほとんど無いのはメリットですし、走りの軽さについても重量差を考えると妥当。実際に重さを感じるようなネガティブな印象はありませんでした。

 

【メリット】

とにかく走りに関しては不満点がほとんどありません。

重量バランスの良さ、ハブの回転の良さ、空力、反応性、操作性の高さなど全体的に高次元でバランスが取れていることがメリットだと言えます。

 

【デメリット】

強いて言えば見た目・グラフィックでしょうか。リム表面の仕上げなど、実際にはすごくきれいなのですが、パッと見たときにそれらが見えにくく、まわりの人に「ほら!いいホイールだぞ!」って認識してもらいにくい(優越感に浸りにくい?)のがデメリットといえばデメリットです。

 

【まとめ】
第一印象の通り、際立った良さというのは感じられにくいかも知れませんが、全体のバランスが非常に高い次元で取れているホイールだと思います。普段使っているホイールと比べても「ここがちょっとなぁ」というような悪い印象が無いというのが率直な感想です。

 

誰が乗っても、何も考えずに素直に「良いホイール」と思えるのではないでしょうか。
ロングライド、ヒルクライムなど走行シーンを問わず、全てのシーンにおいて高次元の走りを実現したい方・楽しみたい方におすすめのホイールです。


SPEED 42(スピード42)
タイヤタイプ:2-WAY FIT™(クリンチャー / チューブレス)
タイヤサイズ:700C
重量:1,410g(SPEED 42)
リムマテリアル:FF100フルカーボン、DIMF™(ダイレクト・インモールド・マット・フィニッシュ)、C-LUX™ フィニッシュ
リムハイト:42mm
リム幅:29.3mm
インナー・リム幅:23mm
ブレーキ・システム:ディスクブレーキ
ブレーキ規格:AFS™(センターロック)
アクスル:HH12-100(フロント) / HH12-142(リア)
スポーク:TWO-TO-ONE™、ステンレス、ダブル・バテッド、エアロ、ストレート・プル F/24 R/24
ニップル:アルミニウム、Mo-Mag™
フロントハブ:アルミ製
リアハブ:アルミ製
ベアリング:USB™ セラミック・ベアリング
重量制限:120kg(ライダー、バイク、アクセサリーの総重量)
税込定価:¥420,200(シマノHG11s / N3W ※XDRは¥421,300)