【イベントレポート】これでライド中の不安解消!タイヤ・チューブ交換ワークショップ開催しました
自転車を乗り始めて、慣れてくるとだんだん遠くまで走れるようになります。
気が付けば100km近く走ることも出来るし、峠の一つや二つは超えることが出来るようになります。
そして、「今度はもっと遠くに行こう。」「あの山の先にあるお店でランチがしたい。」など楽しみが広がっていくのが自然な流れ。
でもそこには少しだけ不安があります。
それは「走っている途中でトラブルがあったらどうしよう」ということ。
道を間違えたり、防寒具を忘れて寒かったり、変速が上手く動かなくなったり。。。
自転車に乗っている限り様々なトラブルはつきものです。
そんな様々なトラブルの中で、最も可能性の高いトラブルといえば、やはり「パンク」ではないでしょうか?
仲間や友達と一緒に走っていれば、助けてもらえるかもしれませんが、出来る限り迷惑は掛けたくないという方も多いでしょうし、そもそも普段から一人で走る方は自分で何とかするしかありません。
そんな不安を解消するための「タイヤ・チューブ交換ワークショップ」を開催いたしました。
座学編
まずはタイヤやチューブの種類や違い・選び方等について、座学にて説明します。
例えばブチルチューブとラテックスチューブとTPUチューブはいったい何が違うのか?
素材や特徴、重量や価格の違いなど、実物を手に取っていただきながら理解を深めていきます。
また、スタッフがライド中にパンクした際の実体験やその際の対処法などもお伝えしました。
(尖った石でタイヤサイドを1cmほど切ってしまった際の対処法は、持っていたアレを使った!という話など)
実践編
そしていよいよ実践編です。
はじめにスタッフが説明しながら、手本をお見せします。
メインはタイヤとチューブ交換作業ですが、意外と多くの方が苦戦するポイントはホイールを車体から脱着するところです。そのためこのホイール脱着についてもしっかりレクチャーします。
実際に走っている最中にパンクしたことを想定しているため、今回は自転車をさかさまにした状態でホイールを脱着。
タイヤレバーの使い方から、パンクの原因究明、チューブの入れ方のコツ、そしてタイヤの嵌め方、携帯ポンプでの空気充填、そしてホイールを車体へ取付するまで、一連の流れをお伝えしていきます。
なかなか一度手本を見ただけでは、うまくできないかもしれませんが、何はともあれまずは自分でやってみることが最も重要!
ということで早速皆様にもご自身の自転車を使って作業していただきます。
実際に作業していただきながら、ところどころスタッフがコツを伝授。
普段イベント担当のスタッフも実は自転車技士、自転車安全整備士の資格持ち。今までに何回タイヤやチューブ交換したかわからないほどの熟練作業者です。
タイヤは最後の方になると、硬くて嵌められないのでは?と思うかもしれませんが、そこにもやはり「コツ」が存在します。握力や腕力だけではなくコツをつかむことが重要。お客様も徐々にコツをつかめてきた様子。
「普段はチューブレスレディで運用しているから小さなパンク程度であればシーラントがふさいでくれるだろうけど、それでも塞ぐことが出来ないパンクが起きたときに困るから、練習のためにもこのワークショップに参加しました。」というご夫婦。
例えば予備のチューブもパンクしてしまった時や、どこかが破損して動けなくなってしまったなど、本当に困った際はどうする?という質問がありました。
「最近であれば、盗難補償などにロードサービスが付帯しているものもあるのでそういった保険に加入しておくのもアリですし、主要道路であれば基本的にはバスが走っているので、車体だけどこかに駐輪させておいてもらって公共交通機関で帰る方法もあります。普段からバス停がある場合、時々時刻表を確認しておくと良いですね。山奥に行けば行くほど本数は少なく、1日1本や2本しか通らない場所もありますが、夕方前後には通るケースが多いです。まぁ何とか帰ることが出来れば大丈夫。自転車は後にピックアップしましょう。」
というような話をさせていただきました。
「あーなるほど!自転車を置いていくという発想はなかったかも。最悪の事態でも帰れないということにはならないですね。それを聞いてなんか少し不安が解消しました。」
自転車旅のような、知らない土地で何日も連続で走り続けるというようなシチュエーションの場合、こういった対応は難しいかもしれませんが、1日限りのライドであれば最終手段を知っておくことで、より純粋に楽しむことが出来ますよね。
こんな話をしながら、皆さま無事に作業完了!
タイヤ・チューブ交換に必要なツールや作業手順についてはご理解いただけたのではないでしょうか?
正直、パンクした際の対応というのは1回練習しただけでは「習得」というところまではいかないかもしれません。
可能であれば、ぜひご自宅で何回か練習をしてみてください!
より楽しいサイクルライフを送るために、THE BASEでは定期的に各種ワークショップ(体験イベント)を実施しております。
ワークショップイベントの告知や申込みは「ちりりん」にて行っておりますので、是非ご覧ください。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!








