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スピードプレイのメリットとは? スタッフのこだわり SPEEDPLAY COMP & SPEEDPLAY ZERO

昔、大先輩から「ぺダル」「サドル」「ハンドル」と「3つのル」は大事だと教わりました。

何が大事かというと、3つとも自転車を構成している部品の中でも身体に接触する部品であるから大事だということです。                                        つまり自分に合ったペダル、サドル、ハンドルを選ぶことは快適に自転車に乗ること、もしくは速く走ることなどに直結するということですね。                                       当時はインターネットなどからの情報がとても少なく、私自身が自転車にあまり詳しくなかったので、この表現はとてもわかりやすく、今でも鮮明に覚えています。

今回はそんな中でも“おしゃれは足元から”。ペダルについてのお話しです。

ロードバイク用ペダルはLOOK、Time、SHIMANO等、いろいろなメーカーから発売されていますが、皆さんはスピードプレイをご存じでしょうか?

私はこの小さくて丸い形をしたペダルを2005年から使用し始めました。                                                                     使用するきっかけとなったのは、当時所属していたチームに供給されているものだったからという理由だったのですが、チーム移籍後も好んで使用し、現在も使用し続けているのです。                                                                                                              (実は途中浮気も何度かしてしまいました。)

ではなぜ私がこのペダルを使い続けているのか。その理由をいくつかお伝えしていきましょう。

 

まずスピードプレイの一番の特徴は、クリート側に調整システムがある事です。

SHIMANO、LOOK、TIMEなどのペダルと異なりキャッチする機能がクリート側についているので、ロースタックハイト(シューズ内の足裏からペダルまでの距離が短い)となり、そのおかげでよりダイレクトに自分の力をペダルに伝える事ができます。

次にペダルの両面でキャッチできるという利点があります。これは特にビンディングペダルに慣れていない初心者にとっては大きなメリットで、クリートキャッチがしやすく、はめる際に下を向く必要がなくなるため安全な走行につながりますし、ストレスも減少されます。

さらにはペダルのスリムな形状からわかる通り、路面からの距離が稼げるのでコーナーで車体を倒し込みやすく、コーナーリングの際にペダルが路面とヒットするリスクが軽減されます。例えばSpeedplay ZEROとSHIMANO Ultegraを比べた場合、コーナー時のクリアランス角度が12°深いというデータもあり、安心してコーナーリングできるというメリットがあります。

また、その丸くて小さな見た目から「力を効率的に伝えられないのではないか」と思われがちなのですが、実際にはクリートとペダルのフラットな面がほぼ全域で接触しており、逆に接触面積という面においては他社のペダルより圧倒的に大きいと言えます。

スピードプレイのクリートの見た目はすっきりと美しく仕上がっているだけではなく、クリートカバーの全周を覆う「クリートサラウンド」は空気抵抗を軽減しており、「ウォーカブルクリート」は金属部分を保護するだけでなく、サイクリストが自転車から降りてロードシューズのまま歩行する際に滑りやすいというサイクリストの悩みを一気に解決してくれています。

また昨年にはパワーメーター付きペダル“POWRLINK ZERO”が発売されました。

パワーメーターにはクランクタイプ、ペダルタイプなどいくつかの種類がありますが、それぞれメリット、デメリットがあります。

ペダルタイプのメリットとしては複数のバイクをお持ちの際に簡単に脱着ができる手軽さ、また他のタイプと比較すると安価に入手できる事が挙げられます。一方、デメリットとしては、例えばクランクタイプと比較すると、計測精度が落ちてしまう事、またペダル本体の重量が重くなってしまう事が挙げられます。その点、スピードプレイにおいては、計測精度が±1%に保たれており、重量においても両足測定のタイプで276g、片足測定のもので250gと、とても軽量に仕上がっています。

ペダルタイプのパワーメーターを装着する際、ペダル本体を回転部品であるクランクの先端部分に装着するので、重量の影響を受けやすいというデメリットもありますが、それを考慮しても重量的な面においては問題なくクリアできているのではないかと思います。

以上の観点から、パワーメーターの購入を検討されている方、ペダルの買い替えをお考えの方は、スピードプレイPOWR LINKを選択肢の一つに入れておいた方が良さそうです。

注意点としては、元々スピードプレイを使用されている方がPOWR LINKへ移行された場合、スピンドル長(55mm)、スタックハイト(13mm)がZEROやCOMPのそれと若干異なる事です。ポジション沼にハマりがちなサイクリストは、ほんの少し注意が必要です。

ざっくりとスピードプレイについてご説明させて頂きましたが、皆様いかがでしたか?是非ともTHE BASEまで足をお運びになって、商品を手に取ってご覧ください。

 

皆様のご来店を心よりお待ちしております。