自転車で伊豆大島一周⁈だけじゃない!全部入りサイクリングツアー開催しました!
10/6(金)~8(日)に
THE BASE presents 伊豆大島 モニターツアーを開催しました。
伊豆大島モニターツアーが出来るまで。
THE BASEではオープン当初からライドイベントを数多く開催していますが、
ありがたいことに“もっと遠くに行ってみたい!”や“一泊二日で○○イチしたい!”というような声をいただいておりました。
オープンしてから2年と5ヵ月…!
いよいよ、伊豆大島でのライドイベントを開催してみようということに。
しかしながら「今までのライドイベントに比べると、船での移動や宿泊を伴うなど開催に向けてのハードルが高い…!」
そこで、今回はモニターツアーとしてTHE BASEライドに何度も参加したことのあるお客様にご参加いただき、感想やフィードバックを元に来年以降のツアー開催を検討することにしました。
とは言え今回のモニターツアー開催に関しても念入りな準備を重ねてきました。
THE BASEのライドイベントは必ず試走・下見をしてからリリースされますが、伊豆大島ももちろん例外には漏れません。
1周約47kmとコンパクトではあるものの、豊富なアップダウンと東京都とは思えない景観の連続。
まさに自転車との相性抜群です…!
しかし、自転車で島の周囲をまわるだけでは見ることができない絶景や体験が伊豆大島にはある…。
下見に行って1番感じたことは、「ただ自転車で走るだけではもったいない!!」ということでした。
そのため、THE BASEのライドイベントとして伊豆大島を走るのであれば、
①だれもが笑顔になれる内容とスケジュール
②自転車があるから行けない…という場所も含めて伊豆大島の良いところを網羅する
③自転車ってやっぱり最高!と思ってもらう
という上記3つを軸にプランを計画しました。
前置きが長くなりましたが、それでは
『THE BASE presents はじめての伊豆大島』の様子をお楽しみください!
概要
今回のツアーは金曜日の夜にフェリーで東京を出発し、翌朝早朝に伊豆大島に到着。土曜日は丸一日ツアーを楽しんでいただき、伊豆大島で一泊。最終日の日曜日は三原山を堪能し、午後のジェット船に乗船し夕方には竹芝港へ帰ってくるというのが大まかなスケジュール。関東にお住まいであれば仕事終わりに東京から出発し、フェリーで一泊することで土曜日は朝から丸一日伊豆大島を楽しんで、日曜日の夜もそれほど遅い時間にはならずに自宅に帰ることが出来るため、非常に満足度の高い週末が送れると思います。
参加費用は22,000円(税込)※サポートカーおよびメカニック帯同、DAY1の朝食込み
宿泊および行き帰りの船代は別途お客様負担
参加者は6名
DAY0 10/6(金)
フェリーは竹芝港22:00出航のため、竹芝客船ターミナルにて21:00集合・受付開始でしたが、それよりも早く着いてるお客様の姿を発見!
楽しみにしてくれているのが伝わりますね。
ターミナルでは、乗船券を購入し乗船前に個人情報を記入します。
※繁忙期だと混みあうので時間に余裕をもって到着が吉。
記入が終わった方から、THE BASEお手製の旅のしおりを配布。
伊豆大島MAPと工程表が書いてあります。
(作成に一番時間がかかったのは、お客様ひとりひとりの似顔絵でした。)
みなさん、THE BASEでの受付時間より余裕をもってターミナルに集合。
ターミナルの向かいにはコンビニがあるので、乗船準備が出来た方から船旅を楽しむためのお菓子やお酒を調達。
場所柄、アメニティや酔い止めなど旅のおともが充実していました。
乗船前には酔い止めを飲んで、船旅に備えます。
フェリーは非常に大型でほとんど揺れを感じることはありませんでしたので不要だったとは思いますが、過去に他のフェリーで船酔いの経験があり、気持ち悪い状態で翌朝伊豆大島に降り立つのだけは嫌だったので念のため飲みました。
伊豆大島行きのフェリーに乗ったことのあるお客様から「デッキの景色がとっても綺麗だから乗船したらみんな席に荷物を一旦置いてデッキに集合しよう!」との提案。
みんな大賛成で乗船の時間を待ちます。
22:00
いよいよ乗船!出航の時間です。
THE BASEスタッフもフェリー乗船は初めて!
思っているよりも大きくて広い!そして揺れない。
乗船したら大きい荷物やスーツケースは手荷物置き場へ。
輪行した自転車は手荷物置き場よりも広めの荷物置き場に輪行袋に入れた状態で置きます。
フェリーは2階から5階までが客室、6階にはラウンジ・喫煙ルーム・デッキがあります。
客室も2等椅子席~特等室まであり、乗船券の値段が変わっていきます。
今回THE BASEスタッフは2等椅子席を予約。
リクライニング機能付きで全席にUSBポートがついています。
前後左右はカーテンやブラインドで仕切ることが出来、プライベートも確保されています。
荷物を置いたら、約束の場所『デッキ』へ!
早速、とても綺麗な夜景が目に飛び込んできます◎
レインボーブリッジから始まり、お台場、工場の夜景、と続々見えてきます。
羽田空港や横浜の夜景の夜景も楽しめます。
夜景を楽しんだら、次の日からの本番に備えて就寝です。
DAY1 10/7(土)
6:00
伊豆大島の岡田港に到着。
船の上で風が強くても、寒くない…!
ライドするにはもってこいの天候の予感!
到着前から船の出口には出待ちの長蛇の列。
いよいよ『THE BASE presents はじめての伊豆大島』が始まります!
まずは輪行袋から自転車を取り出すところから始まります。
みんな乗れる状態になったところで記念撮影をしてツアースタート!
と思いきや開始2分で朝食会場へ到着です。
腹が減っては何とやら。ということで大島名物『ベッコウ丼』をいただきます。
場所は岡田港から自転車で約2分の場所にある「Starfish and Coffee」。
大島で獲れた新鮮なお魚のベッコウ丼と伊勢海老のおみそ汁を用意していただきました。
これが本当に美味しい…!
大島でしか食べることのできない独特な漬けの味に朝から食が進みます。
そして伊勢海老のおみそ汁は出汁が抜群にうまい!
早朝から超贅沢な朝ごはんが船旅の直後の身体に沁みいりました。
さぁ、お腹を満たしたところで今度こそライドの開始です!
ちなみに今回はサポートスタッフ&サポートカー付き(伊豆大島は品川ナンバーです)。
スタッフ兼メカニックは弊店スタッフの理寛寺。実際ツアー中に発生したいくつかのトラブルも補修パーツや工具の用意があったことで回避することが出来ました。
出発してすぐに斜度10%が我々を出迎えてくれます。
「き、きつ〜!」と言いながら登って後ろを振り返るとうっすら富士山とさっきまで乗っていたフェリー“さるびあ丸”の姿が。
開始早々、抜群のロケーションと遮るものが無い景色に感動の声が聞こえます。
走ること約15分。
最初の目的地『泉津の切通し』に到着。
岡田港からは距離も短く、あっという間に着きますが、既にアップダウンを楽しんでいます。
太陽光が差し込むほどではなかったですが、道の途中に急に現れる幻想的な趣の切通しに早速撮影タイム。
一つ目のポイントを終えたところで次の目的地『大島公園』に向かいます。
泉津の切通しから大島公園までも約15分ほどとそれほど距離はありません。
しかしこの後が長いので、ここが前半戦では最初で最後の休憩ポイントです。
次に向かうのは『月と砂漠』
伊豆大島には日本で唯一”砂漠”と認定された場所があります。
日本で唯一の砂漠ポイントがあるならば、行かないわけにはいきません。
大島公園から「月と砂漠」にアクセスできるルートである「月と砂漠ライン」まではまたしても登り基調のアップダウンコース。
約40分ほど走ると「月と砂漠ライン入り口」という看板が見えます。
この看板まで来ると「月と砂漠」まで残り約3kmの「月と砂漠ライン」という名のヒルクライムの始まりです!
斜度7%から始まり、最大は約14%。割とパンチのあるヒルクライムです。
全力で登る方のもあり。おしゃべりしながら登る方のもあり。自由にヒルクライムを楽しみました。
ヒルクライムの後のご褒美は、ここでしか見れない景色!
靴をビンディングシューズから持参していただいたスニーカーに履き替えて散策の開始です。
ヒルクライムの終着点かつ散策開始場所から「月と砂漠」までは約700m。
足元には火山噴出物の塊でできた黒い石“スコリア”を見ることが出来ます。
サクッサクッと軽い足音を楽しみます。
木々の間を抜けて歩いていくと、徐々に視界が開けます。
その先にあるのが、伊豆大島の絶景のひとつ。
『月と砂漠』です。
今回参加してくださった方のほとんどがはじめての伊豆大島。
来たことがある方でも、伊豆大島一周道路をサイクリングしただけで、誰も「月と砂漠」の景色を見たことがありませんでした。
「火星にいるみたい!」
うそだと思うこの言葉。
目の前にはそんな景色が本当に広がっています。※火星にいったことはありませんが。
何も遮るものがないパノラマビューを楽しんだら来た道を戻り、次なる目的地へ。
「月と砂漠」の後は、伊豆大島観光名所の中でも有名な『筆島』へ。
「筆島」ではサクッと写真撮影をしてさらに進みます。ここからは下り基調が多くなってきます。
さらに近づいていくと港の景色に変わっていきます。
ここが伊豆大島南端の『波浮港』。
「波浮港」はTHE BASEスタッフいちおしの場所。
伊豆大島に来て、ここを楽しまないなんてもったい!という強い思いのもとたっぷりの散策タイムを用意しました。
まずは、鵜飼商店で揚げたてのコロッケやメンチカツを買い食い!
なんとなく懐かしい気分に浸れます。まさに童心に帰った気分。
そのあとは、本命の地魚握り!
岡田港にある陽宝丸というお鮨屋さんのランチをテイクアウト。
港にレジャーシートを敷いてみんなでいただく絶品の握り寿司にお箸が止まりません…
あまり量が食べれないという方も、すぐなくなっちゃいました…と言うほど。
お昼ごはんを食べたら、波浮港を思いきり散策します!
波浮港には階段があります。
その階段を登った先に『島京 梵天』というたい焼き屋さんがあります。
「明日葉入りの冷やしたい焼き」と注文してから焼いてくれる「羽つきたい焼き」があり、どちらも美味しいので迷ってしまいますね。お会計時に昭和なギャグを炸裂させてくれるのも楽しみの一つです。
食べ終わり、梵天を後にしてさらに歩くと『高林商店』に辿り着きます。
かわいい雑貨や駄菓子・お酒などがあり、ちょっとした自分へのおみやげも買うことができます。
最後は階段を降りたあとは、『Hav Cafe』でコーヒータイム。
美味しいコーヒーを楽しむ方やお手製のバターがたっぷりついてくるトーストを楽しむ方も!
雰囲気も落ち着いていて、時間がゆっくり感じます。
波浮港を堪能したら、お次は『地層切断面』に向かいます。
波浮港から地層切断面までは、やはりアップダウンの連続。
斜度7%を超えたら、右手に大迫力の地層が見えてきます。急に開けた景色と迫力のある地層切断面が視界に入ってくるので、走りながら思わず「すげ〜!」と漏れる声。
写真で見るよりも大迫力の地層切断面に大人たちが伊豆大島の歴史に思いを馳せます。
地層の後は、サンセットを楽しむために『サンセットパームライン』に向かいます。
天気がいいと夕焼けが本当に綺麗に見えるポイント!
ただしどんなに用意しても天気だけは運任せ。当日まで綺麗に見えるかは神のみぞ知る状態。前日までの伊豆大島の天気予報は「曇り」。
まずは、野田浜バディーズ・ベルへ。
防風林がひらけてサンセットが綺麗に見える観光名所のひとつ。
ダイビングの有名なポイントでバディーへの信頼を誓うベルがあってなんだかロマンチックな場所。
天気予報に反して、夕陽が落ち始めて、辺りがオレンジになっていく様をしっかり見ることが出来ました…!
辺りがオレンジに染まってきたら、次なるサンセットポイントに向かいます。
1日目最後の目的地は、『赤禿』
約3400年前、マグマが勢いよく噴き上がり火口の周りに急速に降り積もる噴火でできたスコリアです。
ここでもビンディングシューズからスニーカーに履き替えて、赤禿の上からサンセットを満喫。
雲があるものの、水平線近くに雲はなく見事なサンセット…!
子どものように、最後まで大はしゃぎしながらマジックアワーを楽しみました。
最高な夕日の後は、御神火温泉でフィニッシュ!
総距離約67kmの長旅(?)の疲れは温泉で解消。
自転車に乗っている時間よりも散策する時間が長い…!
でも、伊豆大島の良さをぱんぱんに詰め込んだライドに無事1日目は満足していただけた様子。
さて2日目はどんな伊豆大島が見られるのでしょうか?次回DAY2をお楽しみに。