空力にこだわった最新ビアンキエアロロード Bianchi OLTRE COMP 105 Di2入荷しました
Bianchiから『OLTRE COMP』が入荷いたしました。
前作のOLTREと言えばBianchiのエアロロードバイクとしてプロチームにも供給され、実績を残してきた人気車種でしたが、今回入荷したのはハイパーバイクとして生まれ変わった新モデル!
Bianchiのレーシング部門「レパルトコルサ」がゼロから設計し、いかに速く走るかを追究し、開発されました。
そんな新型OLTREのエントリーモデルが今回入荷したOLTRE COMPです。
フレーム重量は上位モデルと同等
OLTREシリーズで最高グレードのOLTRE RCのフレームセット重量(フォーク込み)は1335g。
OLTREシリーズの中では上から3番目にあたるOLTRE COMPのフレームセット重量は、カウンターヴェイルやエアディフレクターが無いとはいえ1385gと最上位車種のOLTRE RCと比べてわずか50gしか変わりません。今回のOLTRE COMPは完成車販売しかありませんが、重さという面においてはハイエンドと遜色ないレベルまでパーツのアップグレードにより可能ということになります。
空力効率を最適化
独特な形状をしたヘッドチューブをはじめとして、OLTREは走行中のあらゆる状況下で空力効率を最適化するため、モーターレースの世界から着想を得た技術がフレーム設計に活かされています。上位車種に設置されたエアディフレクターこそ付いていないですが、このヘッドチューブ形状も空気を切り裂いて、空気抵抗を低減します。
またトップチューブも上から見るとティアドロップ型になっていて、空気の流れを足元に逃がさずお腹に向かわせることでライダー自身が空気を裂いていきます。
近年の空力効率というのは、乗車するサイクリストやボトル(ボトルケージを含む)など、実際にライディングしている状態で風洞実験を行い、数値解析や研究がなされ、それらがフレーム設計に活かされることにより改善されています。Bianchiに限らず多くのメーカーがここまでして空力の良さを求めるということは、つまりそれだけロードバイクで走る際に空気抵抗というものが大きく影響するということですね。
フォークの外側には特徴的なポコポコした部分があり、ボルテックスジェネレーターの役割を果たしてくれます。これも意図的に乱流を生じさせる事で空力特性を改善するものです。
シートステー結合部分も空気の流れを作るような形状になっています。
計算された美しさ
OLTRE COMPは空力を追求したフレーム形状も含め、随所に美しい仕上がりが見られます。
フォーク内側、シートステー・チェーンステー内側はいずれもグレーに塗装。汚れも目立ちにくく、引き締まった印象を演出しています。ボトルケージ台座のネジだけBianchiらしくチェレステカラーなのもうれしいポイント。
Velomannで統一されたパーツ構成
ホイールは「Velomann Carbon V50R」前後50mmハイト、ペア重量1630g
ホイールだけでなく、ハンドル回りやサドルまでVelomannで統一。
タイヤはPIRELLI P 7 SPORT 700×28cが標準装着
タイヤクリアランスは最大32c
コンポーネントは信頼のSHIMANO 105 Di2 12S
漕ぎ出しの軽さや、高速巡行時の速度維持、癖のないハンドリングで扱いやすいなど、まとまりが良い1台です。
さらに上位車種とは異なり、ハンドルバーをはじめとしたパーツ交換が可能なため、好みのパーツへの交換やポジション変更の自由度が高いこともメリット。
アップグレードの余地を残しながらも全体的にまとまったパーツ構成で初めての1台やディスクロードへの乗り換えを検討している方におすすめです。