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スタッフインプレ KASK史上最軽量のベストセラーヘルメット VALEGROを深堀り

KASKのVALEGROと言えば、当時Team SKY(現INEOS Grenadiers)との共同開発により生まれた超軽量の高性能ヘルメットだが、発売は2018年。
リリースされて既に6年が経とうとしている。

VALEGROは2018年の発売以降、細かい部分の改善や限定カラーの発売などを経て、今もなお継続販売されており、そして相変わらず人気なのはいったいなぜなのか?
その真相を探るべく、実際に使用しているTHE BASEスタッフ理寛寺にVALEGROについて聞いてみた。

VALEGROを選んだ理由

KASKのロードヘルメットにはELEMENTOやPROTONE ICONと言ったいわゆる上位モデルもある中でVALEGROを選んだ理由は何ですか?

「ゲラントトーマスが使っているからですね。単にゲラントトーマスが好きっていうのもありますが、ハイエンドモデルであるELEMENTOが発売された後でも彼がレースでVALEGROを使っているのには、それなりの理由があるのだと思うんです。ヘルメットだけでなく、シューズやサングラスなど身に着けるものにこだわりがあることで有名なゲラントトーマスが使うというのは、つまりそれだけのメリットや良さがあるからだと思うので、そういう部分にも興味があって使い始めました。また各ヘルメットブランドのハイエンドモデルの価格が高騰している中、コストパフォーマンスが良さそうというのも選んだ理由の一つです。」
※ゲラントトーマス:INEOS Grenadiers所属選手。愛称は「G」。主な戦歴:2018年ツールドフランス総合優勝、2024 ジロ・デ・イタリア総合3位

 

憧れの選手が使っているものが欲しいというのは理寛寺らしい!

 

ファーストインプレッションはどうですか?

「『軽い。』ですね。公表値で180gなのでわかってはいたんですがやっぱり軽いです。」

VALEGROの良さと改善点

しばらく使ってみてわかってくる良さみたいなものはありますか?

「軽くて涼しいのは言うまでもないので、それ以外で言うとサングラスのKOOとの相性が抜群に良いです。KOOはもともとKASKが手掛けるアイウェアラインで、KASKヘルメットとのデザインの調和を目指して作られているので当たり前と言えば当たり前なんですが、サングラスとヘルメット前面が干渉しないのはもちろん、サングラスのテンプルを避けるようにアジャストシステムがデザインされているところは秀逸です。耳の後ろあたりでテンプルとヘルメットが干渉しないというのは走行しててもサングラスが動いたりズレたりしにくいので常に良い視界が確保できるので、細かいですが意外と重要な部分なんですよね。」

「あとはOAKLEYのJOWBONEを持っているのでJOWBONEとVALEGROを組み合わせてゲラントトーマスになりきったときの気分はやっぱり最高ですね~!」

確かにGと言えばJOWBONEとVALEGROのイメージありますね。とにかくゲラントトーマス大好きってことは良く分かりました。(笑)

逆にデメリットとか改善してほしい部分は?

「ベンチレーションの数が多いのは良いのですが、サングラスをヘルメットに刺そうとするとちょうど良いところが無いんですよね。結構奥まで差し込まないと落ちてきてしまうので、それが改善されたらうれしいです。あとは価格差があるので致し方ないですし、使用上は気にならないので改善してほしいというわけでは無いですが、ベンチレーション部分の面取りや外観部の仕上げ精度についてはPROTONE ICONやELEMENTOと比べるとやや劣るかなと思います。」

 

最後の質問です。たくさんあるカラーの中からなぜホワイトを選んだんですか?

「昨今の定番カラーだからですね。他にもヘルメットは持っていますがホワイトは持っていなかったということもありますし、シューズもホワイトなのでスタイルとして合わせたるためというのも理由の一つです。シューズとヘルメットの色を合わせるとやっぱり全体的にまとまりやすいですよね。」

【VALEGRO】
用途:ロード
カラー:WHITE、BLACK、RED、BLACK MATT
サイズ:S(50-56㎝)、M(52-58㎝)、L(59-62㎝)
重量:180g(Sサイズ)
価格:¥29,700(税込)

  • INEOS Grenadiersとの共同開発により誕生した超軽量ヘルメット
  • KASKラインアップ中、最軽量の180g(Sサイズ)
  • 科学的な解析に基づき低速時でも内部の良好な通気性を実現
  • 肌への刺激が少ないECO-LEATHER CHINSTRAPを採用
  • 超軽量のアジャストシステムOCTO FIT
  • アウターシェルを外側全体から内側に回り込むように配置するMIT TECHNOLOGY
  • より優れた衝撃吸収性を実現するIN MOULDING TECHNOLOGY
  • ねじれ衝撃に対応するKASK社の安全基準WG11適合
  • 安全認証基準/CE EN 1078
  • JCF公認